第56回午前3 ― 脊髄損傷
25歳の男性。頸髄完全損傷。手指屈曲拘縮以外の関節可動域制限はない。書字の際のボールペンを把持した場面(別冊No.1)を別に示す。
片手では困難で、両手でボールペンを把持する動作が観察された。
このような動作を行う頸髄損傷患者のZancolliの四肢麻痺上肢機能分類の最上位レベルはどれか。
- C5A
- C6A
- C6B3
- C7A
- C8B
答え:2
- 手周りの筋力はほぼないかな、ってことで×。C5Bだったら弱い側方つまみはできるから可能性あったかな。
- 正解。テノデーシスアクションとかも使ってできるようになるのかな。
- ここらへんになってきたら効果的な側方つまみと強い握り動作はできるから片手でもできるんじゃないかな?ってことで×。
- 3同様×。
- 3、4同様×。
(菅原洋子(編):作業療法学全書第4巻作業治療学1身体障害.改訂第3版,p111-114,株式会社協同医書出版,2016.)
(石川齋(編)ほか:図解作業療法技術ガイド.第3版,p556,株式会社文光堂,2015.)
よく出る脊髄損傷、だけどADLのことは勉強するけど書字ってなったら教科書には載ってないのかな。
見た覚えはないな。
だいたいの機能局在を自分の体で覚えておけば、あとは想像かな。
ザンコリー覚えてたとしても初見では焦りそう。