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精神科で働く4年目作業療法士によるOT国試対策ブログ

第53回午後2 ― 関節可動域測定法

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
※ 複数正解(3つ)

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  1. 肩甲帯下制
  2. 肩関節外転
  3. 肩関節内旋
  4. 膝関節屈曲
  5. 足関節背屈

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答え:1・3・5

 

 

  1. 正解。揚げ足取るなら体の前面だけどね、本のイラストで言えば。実際測るなら背面かな?やったことないけど。
  2. このままじゃ肩峰と上腕骨頭ぶつかるから×。90°超えたら前腕回外が原則。
  3. 正解、になったけど厳密に言えば前腕が中間位じゃないから×になる予定だったか?別法だけど臨床では大概こっちでやるね、内旋だと腹にあたる可能性あるし。
  4. 腹臥位ではやらないよwってことで×。これだと股関節伸展してしまうしね(測定肢位は股関節屈曲位で)。
  5. 正解、だけど意地悪く考えれば基本軸が腓骨への垂直線になるからゴニオメーターの当て方が違う、となるのかな?臨床ではこれでやるけどね。


(岩﨑テル子(編)ほか:標準作業療法学専門分野作業療法評価学.第2版,p90-96,株式会社医学書院,2014.)

 

 

 

ゴニオメーターがついた回。
それによってややこしくなってしまったね。

3と5、どちらが不正解になる予定だったのかな。
2つに絞るなら1・5が有力?